新年度の挨拶ー校長先生よりー

-入学式 式辞-

復興祈念として植樹された校庭の桜も新入生を待っていたかのように咲き始め、命輝く春となりました。今日ここに晴れて中学校入学を迎えた126名の新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんが入学してくることを心から待っていました。

本日は東松島市総務部長奥田様、本校父母教師会会長久保田様をはじめとして多くのご来賓の皆様をお迎えし、令和二年度第62回入学式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。

さて、新入生の皆さん、新しい制服を身にまとい、ここにいる気持ちはどうですか。先ほど学級担任から呼名され、一人一人の真剣な姿勢やその輝く瞳を見て 今日から始まる中学校生活へ向けての意気込みが伝わってきました。矢本第二中学校の生徒としてこれからどんな成長を見せてくれるか楽しみでなりません。

今日は、会場に2・3年生の姿はありませんが、午前中、先輩たちは皆さんのために心を込めて準備をしてくれました。皆さんのために床を拭き、椅子や机を並べ、綺麗に飾り付けをしました。準備をするどの顔も期待でいっぱいの笑顔でした。まだ見ぬ後輩たちのために一生懸命心を込めて準備をする姿、そしてその心。心は目に見えませんが、大切なものは目に見えるものと見えないものがあります。皆さんにはそういった目に見えないけれど大切なものをちゃんと見て感じる生徒になってほしいと思います。そうして、先輩や先生たちと心をつないでいってほしいと願っています。

また、中学校では教科ごとに教える先生がかわり、たくさんの先生との出会いがあります。小学校での児童会活動が生徒会活動に変わり、行事などでも先生たちに頼らない自主的な活動が増えます。新しく部活動も始まります。ぜひ、そのような活動を通して、自分自身を成長させてほしいと思います。

そしてこの入学式にあたり、皆さんに大切にしてほしいことを二つお話しします。一つ目は「命」です。自分の「命」、そして隣にいる人の「命」、家族の「命」を同じように大切にしてほしいと思います。二つ目は「生き方」です。「生き方」とはつまり人に対する態度や姿勢、物事に対する考え方や姿勢です。今こうして話を聞く皆さんの生き方につながり、あなたという人が作られていきます。友達と接するとき、新しいことに挑戦するとき、苦手なことに取り組むとき、様々な場面で自分という人間が成長していきます。ぜひ毎日の生活の中で、自分の「生き方」を磨いてほしいと願っています。そうして正面から自分と向き合い、夢を見つけてください。皆さんの夢はきっと復興につながります。しかし心配なことがあるときは一人で抱え込まずに相談してください。先生や先輩たちは親身になって話を聞いてくれるはずです。何かあったら一緒に考えていきましょう。

保護者の皆様、本日はお子様のご入学誠におめでとうございます。新型コロナウイルス感染症のため、様々な行事が中止、縮小され、そうした中で春休みを迎え、今日まで不安だったことと思います。我々もまた、同じ気持ちでおりました。しかし、本日こうやって入学式を迎えることができ、私ども教職員一同、心から嬉しく思っております。3年間という短い期間ではありますが、子どもたちは心身ともに大きく成長します。子育ての言葉に「乳児は肌を離すな」「幼児は手を離すな」「少年は目を離すな」「青年は心を離すな」というものがありますが、子どもたちは成長の過程で様々な表情を見せるでしょう。反抗をすることもあるかもしれません。しかし我が子を信じて大らかに見守ってください。

感染症対策のため今後も予定されていた行事が今までと同じようにできないことがあるかもしれませんが、ご理解頂きますようお願いいたします。そして、このような時こそ力を合わせて前向きに乗り越えていきたいと強く願っています。本日より大切なお子様をお預かりいたします。我々教職員は一人一人の瞳を輝かせるために、誠心誠意努力を続けて参りますので、どうか子どもたちの良き成長のために本校の教育活動にご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。学校と家庭がしっかり連携し、ご来賓の皆様はじめ、地域の方々のご協力を頂きながら教育を推進して参りますのでよろしくお願い申し上げます。

結びに、本日入学した126名の生徒たちが健康に恵まれ、明るく学校生活を送ることを願うとともに、本日ご多用の中おいでいただきましたご来賓の皆様、そして保護者の皆様のご多幸をお祈りして令和二年度入学式の式辞といたします。

-始業式 式辞-

いよいよ今日から令和二年度第一学期がスタートします。新2・3年生の皆さん、進級おめでとうございます。

この長かった休みはどんな思いで過ごしていましたか。きっと皆さんの中で、いろいろな思いが巡ったことと思います。当たり前に過ごせていた学校生活が突然止まってしまったことで、不安、悲しさ、悔しさなどから様々な葛藤があったり、新型コロナウイルス感染症という見えない恐怖を感じ、人生や命について考えたり、自分と本気で向き合う時間が多かったのではないでしょうか。

しかし、今日こうして学校を再開することができたのは、毎日健康に気をつけて過ごした皆さんの努力と今日まで皆さんの命と学校を守ってくれた教職員、そして皆さんの家族のおかげです。心から感謝します。今日は一人一人がそれぞれ決意を新たにして始業式に臨んでいると思います。

さて、入学式では126名の新入生が入学します。みんなで心を込めて新入生を迎えたいと思います。思いやりと笑顔にあふれた学校生活をつくっていきましょう。感染症対策のため、今後も予定されていた行事が今までと同じようにできないことがあるかもしれませんが「逆境をバネに」してこのような時こそ、全員で力を合わせて前向きに乗り越えていきたいと強く願っています。安心して生活できるよう、私たち教職員も一丸となって皆さんを今まで以上に支えていきます。心配なことがあるときは、一人で抱え込まずに相談してください。DSC08204 - コピー

さて、この始業式にあたり、皆さんに二つお話しします。「一に命」「二に生き方」です。一番に「命」を大切にしてほしいと思います。あなたはかけがえのない宝物です。そして「生き方」を大切にしてほしいと思います。つまり、人や物事に対する姿勢です。こうして話を聞いている今も皆さんの生き方は磨かれ、あなたという人が作られていきます。友達と接するとき、何かに挑戦するとき、苦手なことに取り組むとき、様々な場面で自分が成長していきます。ぜひ、日々の生活の中で自分の「生き方」を磨いてほしいと願っています。

一度しかない中学校生活です。一瞬一瞬一日一日、この矢本二中という場を大切にして、自分の力を存分に発揮してほしいと思います。大いに期待しています。今日から始まる新しい生活をみんなで一緒につくっていきましょう。皆さん一人一人の幸せと成長を心から願い、式辞といたします。

令和2年4月8日 東松島市立矢本第二中学校校長 松﨑和佳子